ガラス修理業界には多数の悪徳業者が存在します。
特にガラス割れのスピーディーな駆けつけサービスに力を入れている所は、キャンセルしにくい状況をいいことにボッタクリ価格を提示するトラブル事例が多数あります。
ガラスの修理や交換は特殊なガラスやサッシを除いて、一定以上の経験があるプロが作業すれば、クレームに発展するほどの雑な施工になることはありません。
悪徳業者は主に相場よりも高い修理代金を請求して荒稼ぎをしています。
悪徳業者の手口を理解して、業者選びは慎重に行うことと、想定以上に高額な見積が出たら断る勇気を持つようにしましょう。
ガラス修理の出張サービスは断りにくい
ガラス修理で圧倒的に多い事例は、窓ガラスの破損です。
何もしなければ雨風が入ってくる状況ですし、ブルーシートや段ボールで応急処置しても完全に雨風は防げず見た目も悪いです。
少しでも早く修理をしたい依頼者の気持ちにつけ込んで、現場で様々な理由を付けて高額なプランを提示します。
事前にリサーチした相場やホームページでイメージしていた料金より大幅に高い見積が出て怪しいと感じても、来てもらった業者を断って違う業者に依頼するのが面倒だと感じて作業依頼をする方が多いです。
まず、第一にキャンセル料を取っていない業者を選ぶことが大切ですが、キャンセル無料でも実際に業者が出張で自宅に来ると断りにくい状況になります。
「キャンセル料0円」などのキャッチコピーだけを見て安心せず、業者の評判をリサーチするようにしましょう。
ネームバリューのある大手は法外な料金を提示するトラブルが少ないのでオススメです。
よくある手口
- 相場の3倍以上高額な料金を提示
- 出張料、キャンセル料
- 無駄な修理を提案された
- 高機能ガラスの強引な勧誘
6mmのシンプルな窓ガラスは、1枚あたりの交換費用がガラス代と作業料を合わせて2万円前後が相場なのに対して7万円の見積を提示された。
ホームページ提示した料金より高額だったため断ろうとしたら、出張料・深夜割増料金・キャンセル料などの名目で2万円を請求された。
窓ガラスが割れて業者を呼んだらサッシを含めたリフォームが必要で10万円以上かかると言われた。他の業者に相談したらサッシは何も問題ないと診断された。
「お客様の大半は高機能ガラスを選んでいる」、「今から新しいガラスを導入するなら高機能ガラスにするべき」、「安いガラス(今までと同等)はすぐに割れる」などの謳い文句で高機能ガラスを押し売りされた。
大手が安心できる理由
大手は積極的な広告活動を行っていて、高い知名度を誇っています。
ネット集客が主流になった現代において、悪い口コミを掲示板やSNSで投稿されると大きな風評被害が発生します。
ネームバリューのある大手は評判を気にしているので、悪徳商法はせずに適正料金でのガラス修理を行っています。
一部の小規模業者は会社名や商標を変更するなどして悪徳商法を繰り返しています。
運営実績が長くて知名度の大きい大手を選べば悪徳業者に引っかかるリスクが低いです。