家には、賃貸物件でも一戸建てでも様々な場所に窓ガラスがあります。
うっかり物をぶつけてしまったり、地震や強風などの影響でガラスが割れてしまうこともあるでしょう。
このような場合、割れたガラスの取扱いや処置を間違えてしまうと大怪我をしてしまうこともあります。
怪我を防止するためにも、正しい対応の仕方を知っておきましょう。
一般的にガラスが破損してしまった場合は、素人が独自に修理するのはまず不可能です。
ガラスというのは意外と手に入れるのが難しく、普通のホームセンターなどには売っていません。
仮に購入できたとしても、そこから自宅の窓のサイズにカットすることなどできないでしょう。
不用意に修理しようとすれば破損箇所を広げてしまったり、余計に破片をまき散らしてしまうこともあります。
余計な手間や怪我を防止するためにも、ガラスが割れた時はすぐにガラス修理業者に連絡するようにしましょう。
ガラスの修理は難易度が高く、プロのガラス修理業者であっても怪我をすることが珍しくありません。
もし微細な破片が飛び散った場合、切り傷ができていればそこから体内に侵入し、なかなか取り出せずに長期間残ってしまうこともあるのです。こうなると、破片が入り込んだ場所によってはチクチクとした痛みを常に感じるようになってしまい、生活の質が著しく低下してしまいます。
このような危険もあるため、できるだけガラス修理業者に依頼するようにしましょう。
ガラス修理業者が到着するまでに、飛散したガラスの破片の片づけ程度はしておいても構いません。
ただ、割れたガラスは刃物のように鋭い切れ味をもっているため、怪我防止のために細心の注意が必要となります。
片づける際は、まず軍手や厚手のゴム手袋などを重ねて身に着け、さらに室内用のルームシューズやスリッパなどを履くなどしてケガ防止対策をしっかり取っておきましょう。
微細な破片が飛び散っていることが多いので、大きな破片を片づけた後は念入りに掃除機をかけるようにします。
もちろん絶対に片づけが必要ということはなく、
ガラス修理業者によっては修理のついでに破片なども片づけてくれるケースがほとんどです。
ただ、片付けサービスを行っていなかったり、別途料金が必要となる業者もあるため、
依頼する際に一緒に問い合わせておくと良いでしょう。
大きな窓ガラスの一部などが破損した場合
そのままにしておくと怪我のリスクが高まるため、しっかりと応急処置をしておく必要があります。
可能であれば大きめの段ボールなどを当てておき、周囲をまんべんなくガムテープなどで貼り付けるようにします。
こうすることでうっかり近づいてもケガを防止できるだけでなく、風やホコリなどが入ってくることを防げます。
雨が降っている場合
レジャーシートなど防水性のある大きなカバーをかけておくと良いでしょう。
ヒビや穴が開いてしまった場合
ガムテープなどできちんと補強しておく必要があります。
この際、力を込めて強く貼ってしまうと、その圧力で完全に割れてしまうこともあるので、できるだけ優しく貼るのがコツです。
台風など風が強い場合
風圧で急に割れることもあるので近づかない方が良いでしょう。
割れかけで鋭くとがっている部分がある場合
そのままにしておくと危険なので、わざと割って落としておくのもケガ防止に役立ちます。
このようにガラスが破損してしまった場合はできるだけプロに任せ、自分は近づかないようにするのが得策です。
窓が割れた場合は、いつまでもそのままにしておくと危険なだけでなく防犯上もあまり良くないので、できるだけ早くガラス修理業者に修理してもらうようにしましょう。